無眼側の胸ビレ中央部の柔軟条は分岐し、有眼側の後頭部に側線分岐がないことで、他のヒラメ科の種と区別される。口はかなり大きい。有眼側の体に3個の眼状斑がある。養殖して放流された個体では、この眼状斑は不顕著である。
左ヒラメ・右カレイ。この見分け方のとおり、腹を下側に置き口が左側にくるのがヒラメ。
ヒラメは獰猛なフィッシュイーターで、アジやイワシなどの小魚をハリに掛け泳がせてヒラメの襲撃を待つ。早合わせは禁物で、これを戒める「ヒラメ 四十」という言葉があるほどだ。アタリがあってから四十を数える位待ってから合わせるという事。
食 味 |
夏ビラメは猫も食わぬ、といわれるように晩秋から冬が旬。尾まで肉付きのいいのが上物で、てっさのように薄造りにして、紅葉下ろしとアサツキを添えポン酢で食べるのが最高。
歯ごたえのいい縁側は極上の味だし、酒蒸しや昆布締めもオススメ。
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ヒラメとカレイの見分け方は、腹を下にして上から見て口が右にあるのがカレイ、左にあるのがヒラメです。また、ヒラメはフィッシュイーターで歯が鋭く大きな口をしています。カレイは主に砂の中の虫などを食べるためおちょぼ口です。