手入れの要らない庭、雑草を何とかしたい、そんな場合はこれが一番

庭の雑草対策にはこれ 丹後deガーデニング

 家に庭があれば綺麗な花でも植えてガーデニングも楽しみたいですよね。でも手間も掛けれないし雑草取りも大変とお悩みの方にはこれがお勧めです。

30cm角の平板を土の上に並べました

 雑草対策には色々あります。まず除草と言えば思いつくのが除草剤散布ですが、グラウンドの様な場所ならともかく、庭に散布すると花や木まで枯らしてしまいます。砂利石などを敷くのも考えられますが、結局隙間から草は生えてきますし、花壇にしたい場所の土に砂利が混ざると厄介な事になります。

 長年庭いじりで遊んできた経験からお勧めなのが、写真の様な平板と呼ばれるガーデニング用の敷石を土の上に並べる事です。これならレイアウトを変えたいときでも簡単にめくってやり直しが利きます。この敷石に雑草対策用のグランドカバー植物を織り交ぜるだけで、庭がグッとおしゃれになり、除草の手間もぐっと省けます。

グランドカバー植物 タイム

グランドカバー植物とはその名のとおり土を覆ってくれて雑草の繁殖をかなり抑えてくれる植物です。種類によっては綺麗な花を咲かせるものもあり、そのまま花壇の様にもなり、病害虫にも強く手間のかからない種類が多いです。

ガーデニング用平板敷石の敷きかた等

 平板の使い方は、正式にはコンクリートの上に敷いたり、土の場合はしっかり転圧をして平らに均し砂で目地を入れて固定しますが、庭で人が歩く程度の想定なら、それほど神経質にならなくても大丈夫です。

レンガ調平板

 上写真の平板施工はちょっと大がかりですが、これは庭でバーベキューもしたいと思い、デッキスペースを広くとったためです。全てDIYでしましたがさすがに面積が広すぎて、一枚一枚ガタツキを抑えて置いていくのは大変でした。💦 施工のコツとしては、全体をトンボの様な幅広い木で平らに均し、しばらく落ち着いてからもう一度、振るいに掛けた細かめの土を上に敷いて均してから平板を並べてゆくと収まりが良いです。どうしてもガタツク場合は下の隙間に土を足して調整します。
上画像の敷石は15年ほど前に置いたものですが、今でもほとんどズレることなく使えています。

最初に平板を敷く手間は大変でしたが、雑草に悩まされることなく快適に庭として使えています。

バーベキューデッキ
テーブルを設置したバーベキューコンロ
家庭菜園との仕切りに平板を設置

上の写真は家庭菜園と花壇との区切りに並べた平板です。歩くスペースに並べ置く程度なら、地均しの必要はなく、いきなり置きたい場所を角スコップで平板の厚みを削り、ガタツキを調整しながら並べるだけでOKで、とても簡単です。当たり前の話ですが置いた場所には雑草は生えません。

敷石の両側にはセダムやアジュガが植えてあります

平板の両側にアジュガやマンネングサのグランドカバー植物を植えました。花が咲けばそれなりに楽しめますし、雑草の侵入を抑え、放っておいても草姿がそれほど乱れないので、雑草の様な見苦しさもなく手間いらずです。

平板の種類
ホームセンターなどでガーデニング用の平板が各種売られていますが、使う地域によっては適さない物もあるようです。

テラコッタ調の平板は苔が生えやすい

 上写真の平板はテラコッタ調平板で、素焼き鉢のような素材です。新しい時はおしゃれで価格も安く良いのですが、私の住んている日本海側では冬の間、濡れた状態が長く続くと、カビの様な物が生えて、表面にぬめりが出て滑りやすくなり非常に危険です。それと汚れが落ち難くく2~3年で見苦しくなり、結局以前から使っていたレンガ調の平板にやり替えました。

平板も種類が多く見た目も大切ですが、実際に使ってみないと分からないところもあります。
色々使ってみて最近お気に入りでお勧めなのは下画像の平板です。

お勧めの平板

この平板は長年使っていますが、汚れも付きにくく何時もカラッと乾いた感じで庭が明るくなりとても気に入っています。サイズはレンガ調平板と同じ30cm×30cmの2.5cm程の厚みです。質感がとても良く安っぽさを感じさせませんが、価格もそれなりに高く一枚500円ほどします。それでもレンガ調平板の一枚800円程と比べると安いです。
これによく似た物で、コンクリートの板にレンガ色や灰色を塗った、一枚300円程の物もありますが、いかにも安っぽく私は好きではありませんが、質感はどうでも良いのでとにかく雑草対策というのであればいいかも知れません。

その他にも最近おしゃれな平板をホームセンターなどでよく見かけますので、自分の好みの物を探すのも楽しいでしょう。

グランドカバー植物色々

 一口にグランドカバー植物と言っても色々あります。繁殖力が強すぎて雑草以上に手を焼くものや、しっかり手入れをしてやらないといつの間にか消えてなくなる物、その地域の気候や、植える土地の土質などにも影響されて、丈夫で手間いらずと云われる植物でも上手く育たないこともあります。

 一般的にグランドカバー植物として取り上げられるものには次の植物があります。
クローバー、ヒメツルソバ、ヒメイワダレソウ、シバザクラ、ミント、リシマキア、タイム、セダム、タピアン、アイビー、ワイヤープランツ、ハツユキカズラ、ツルニチニチソウ、アジュガ、リュウノヒゲなど多数あり、植えたい場所の広さや日当たりの環境などを考えて選ぶことになります。

アイビーやワイヤープランツもグランドカバー植物としてよく紹介されていますが、敷石の周りを埋める植物としてはちょつと適さないかも知れません。
ミントは背丈も高くなり増えすぎて困りますし、ポーチュラカは寒さに弱いので毎年植え替えが必要です。
敷石の間や周りを埋めるのであれば、ヒメイワダレソウやリシマキア、タイム、セダム、リュウノヒゲなどが、暑さ寒さ、病気にも強く丈夫でお勧めです。

どちらにしても、生きた植物ですので、まったく手間が掛からないわけではありませ。人間は雑草のように強くて丈夫な物には愛着が湧きませんが、手間暇かけないと上手く育たない植物ほど可愛いから不思議なものです。

雑草対策としてあまり役に立たない記事だったかも知れませんが、ガーデニングを楽しむうえで何かの参考になれば幸いです。

庭に絶対植えてはいけない植物ベスト6

強すぎて人々から嫌われやすい植物の特集をこちらにリンクを貼りましたので良ければどうぞ↓

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